騒音の基準値 マンションやアパート・住宅地の騒音の基準値
マンションやアパート、住宅地での騒音問題は身近にある問題ですよね。
私も、子供のころの早朝の山鳩の鳴き声から、猫のさかり(発情)声、最近の上階の子供の足音までさまざまな我慢できない騒音にでくわしてきました。
そこで気になったのが、騒音の基準値です。どのくらいの音が騒音とみなされるのか調べたので参考にしてください。
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騒音の基準値
どうやら一般に騒音とみなされる基準値は平成10年に交付された環境庁の告示第64号にのっているとのこと(平成24年3月改正 告示第54号)
これによると時間帯や地域の種類によって違うことが分かりますが、住居用でみると以下の音の基準値になります。
地域 |
昼間の基準値 |
夜間の基準値 |
---|---|---|
療養施設、社会福祉施設等が集合して設置される地域(特に静穏を要する) | 50デシベル以下 | 40デシベル以下 |
専ら住居の用に供される地域または主として住居の用に供される地域 | 55デシベル以下 | 45デシベル以下 |
相当数の住居と併せて商業、工業等の用に供される地域 | 60デシベル以下 | 50デシベル以下 |
この表をみるといろいろ基準はありますが、昼間の騒音は55デシベル以下、夜間の騒音は45デシベル以下が基準ということがわかります。
ではこの45デシベル(db)とか55デシベルって生活音ではどのくらいの音が当てはまるのでしょうか?
音の大きさはデシベル(dB)という単位で表示され、その目安はおおよそ下表のようになります。
音の大きさ(デシベル) |
|||
---|---|---|---|
日常生活音のいろいろ | 家庭用設備 | エアコン | 約41〜59 |
温風ヒーター | 約44〜56 | ||
換気扇 | 約42〜58 | ||
風呂又は給排水音 | 約57〜75 | ||
家庭用機器 | 洗濯機 | 約64〜72 | |
掃除機 | 約60〜76 | ||
目覚まし時計 | 約64〜75 | ||
電話のベル音 | 約64〜70 | ||
音響機器 | ピアノ | 約80〜90 | |
エレクトーン | 約77〜86 | ||
ステレオ | 約70〜86 | ||
テレビ | 約57〜72 | ||
その他 | 犬の鳴き声 | 約90〜100 | |
子供のかけ足 | 約50〜66 | ||
ふとんをたたく音 | 約65〜70 | ||
車のアイドリング | 約63〜75 | ||
人の話し声(日常) | 約50〜61 | ||
人の話し声(大声) | 約88〜99 |
こうみると結構な音がほぼ基準値に当てはまるということがいえますね。
犬の鳴き声などかなり大きい音をさせているのがわかりますし、布団をたたく音や、大きな話し声でさえ騒音となりうるということが分かります。
みんなで注意しながら暮らしていきたいですね。